本ページはエネルギーガイド編集部による独立調査です
高圧電力は、契約電力が原則として50kW以上2,000kW未満の事業所の契約です。50kW未満は低圧、2,000kW以上は特別高圧です。このページでは、3つの区分の違いと契約電力の決まり方を短くまとめます。契約電力50kW以上(高圧・特別高圧)の事業所の方は、姉妹サイトの高圧電力ナビもご覧ください。
低圧・高圧・特別高圧の違い
| 区分 | 契約電力(原則) | 供給電圧(標準電圧) | 契約電力の決まり方(東京電力エナジーパートナーの例) |
|---|---|---|---|
| 低圧 | 50kW未満 | 100Vまたは200V | 低圧電力は、負荷設備契約または主開閉器契約(低圧電力の契約電力の決め方) |
| 高圧 | 50kW以上2,000kW未満 | 6,000V | 500kW未満は実量制=その月と前11か月の最大需要電力のうち大きい値(契約電力の最適化)。500kW以上は協議によって定める |
| 特別高圧 | 2,000kW以上 | 20,000V以上 | 協議によって定める(特別高圧とは) |
出典:東京電力パワーグリッド「託送供給等約款」PDF p.63・p.66〜67・p.36(契約電力の区分と供給電圧)、東京電力エナジーパートナー「電気需給約款[特別高圧・高圧]」(2026年4月1日実施)PDF p.9・p.18、同「特定小売供給約款」(令和8年4月1日実施)p.25。2026年10月15日確認
※1kWhあたりの単価は契約先の会社とプランによって異なります。本記事では相場の数字を示しません。高圧の標準メニューの単価(公表値)は、姉妹サイトの高圧電力ナビ「会社別 高圧標準メニュー」に、旧一般電気事業者10社の分と、同じエリアの最終保障供給料金が掲載されています。
切り替えるかどうかを決める前に
高圧の切替は、比べる項目が多く、見積を取る前の準備で結果が変わります。判断の軸は次の3つです。
- 12か月の総額——基本料金・電力量料金・燃料費調整額・市場価格に連動する調整費まで含めて比べる(→燃料費調整とは)
- 事業の継続性——販売量の推移と財務
- 市場連動型か固定単価型か——高騰したときに上がる幅
切り替える前に確かめる契約条件と、停電・契約先の撤退時の扱いは高圧の電力会社切り替えにまとめています。基本料金そのものを下げる手立ては契約電力の最適化と力率改善と高圧の基本料金をご覧ください。
姉妹サイトの高圧電力ナビは、旧一般電気事業者10社の公表標準メニューと最終保障供給を共通の物差しに、高圧の契約が高いか安いかを測る情報サイトです。料金チェッカーでは、エリア・契約電力・月間使用量から、標準メニューと最終保障供給の料金を概算できます(基本料金と電力量料金のみの概算で、燃料費調整額・市場価格調整額・再エネ賦課金は含みません)。
高圧電力ナビの料金チェッカーへ契約電力50kW未満(低圧)の事業所の方へ
低圧では実量制は使われず、契約電力は、設置している機器から決める「負荷設備契約」か、ブレーカーの容量から決める「主開閉器契約」で算定されます(東京電力エナジーパートナーの約款の例)。見直しの手立ても変わります。
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このページの根拠
- 東京電力パワーグリッド「託送供給等約款」PDF p.63・p.66〜67(高圧・特別高圧の標準接続送電サービスの適用範囲と供給電圧)・PDF p.36(契約電力500kW未満の場合の供給電圧)/2026年10月15日確認
- 東京電力エナジーパートナー「電気需給約款[特別高圧・高圧]」(2026年4月1日実施)PDF p.9(特別高圧・高圧の定義)・p.18(契約電力の定め方)/2026年10月15日確認
- 東京電力エナジーパートナー「特定小売供給約款」(令和8年4月1日実施)p.25(低圧電力の契約電力)/2026年10月15日確認
約款は改定されることがあります。東京電力の約款の定めはその会社の例で、ほかの電力会社では異なる場合があります。最新の内容は各社の公式サイトでご確認ください。

